結局、GWは何もせずに終了を迎えそうです。まあ、間に2回ほど授業が入るため、10連休ではなく3連休+3連休+2連休となってしまうわけで、仕方がないといえば仕方がないのですが。
ところで、薔薇くん曰く「私は一年に4割くらいの確率で夢を見る」とのことです。私も夢をよく見る人間ですが、このGW中にも夢を何回か見たので記録しておきます。記録すること自体に意味があるのかどうか微妙ですが、後から見返してみて、自分の精神状態の劣悪さに絶望したり、想像力の豊かさに感動したりするかもしれませんので、とりあえず。ちなみに、私は以前にも夢について記録したことがあります。私の個人サイトの文章(Diary - December 2002 (3) - Untitled...)を参照して下さい。この文章は2年半くらい前に書かれたものですが、文章の書き方が若い(というと聞こえは良いですが単に駄目なだけ)のに加え、マークアップも強調(<em>とか<strong>)を多用しすぎていて、非常に読みにくく感じます。それでも文章をWWW上から削除しようとしないのはもはや意地に近いものもありますが、それはさておき。
私がGW中に見た夢のうち、記憶に残っている夢は以下の3つです:

「あれ」が口の中めがけて飛翔してくる夢
振り払っても振り払っても執拗に向かってくる。羽音などがやけにリアルで、唇の感触もくすぐったいなと冷静に感じてしまう自分がいるくらいでした。場所はどこかの廃屋の屋根裏のようなところで、森の匂いがしました。雨漏りが激しいであろう屋根の隙間から差す日差しが眩しかった。「あれ」が何なのかは想像にお任せします。
電車の中で雑談している夢
私は高校時代、電車で通学していましたので、その記憶が呼び戻されたものと思います。トンネルを抜けた直後、夕焼けによって車内が真っ赤に染まる、という感じの風景でした。いつも通り、みんなで雑談していたようです。私はEさんと話していました。「メッセの途中で反応がなくなるのをやめろ」と言われたので、私は「多分寝てしまっていたんだろう」と言い、「何度もメッセージを送ったのに反応がないから困る」と言われました。そのときのEさんの服装は冬服で、袖口からセーターが見えたので、多分12月くらいの季節だったのでしょう。それにしては妙に気温が高い車両でした。
工場で緑色のスライムとして配管内で暮らしている夢
これが一番すごかった。長いのですが、鮮明に覚えています。
まず、私はなぜか高校がある町にヘリコプターで向かっているのですが、海沿いの道路に沿って飛行しており、その途中に様々な罠が仕掛けられていて、頑張って操縦者が回避していました。途中、鉄線が幾重にも張り巡らされた場所に出くわして、プロペラが鉄線に触れたら墜落するということで回避しつつ飛行を続け、しかし残念ながらテールローター接触したためにヘリは回転しながら高度を下げたので、私は近くにあった建物の上に飛び降りました。場所は、ローカルな指標で申し訳ないのですが、前述の電車で通学している途中にて通過する鉄橋の近くです。
無事に着地した後、その建物が建っている敷地内の中庭に歩いていったのですが、どうもそこは工場のようでした。人が誰もいない中庭で、雑草が生い茂っており、建物の壁もコケによって緑色に変色していました。中央には水の枯れた噴水がありました。とりあえず近くにあったドアを開けてみたのですが、なんと労働者は全員同じ顔をしており、マッスルミュージカルの出演者のような立派な体格の持ち主ばかりで、作業というよりも何かのトレーニングをしているようでした。ちょうど、北朝鮮の「人間凶器」養成所の風景とマッチしていたと思います。私の開けたドアの近くでは投げナイフの練習をしている男がいて、その腕前に見とれていたのですが、その間に別の人間によって死角からこちらを発見されてしまったようで、こちらに向かって迫ってきました。私は逃げたのですが、あえなく追いつかれてしまい、さっきのナイフ男に刺されてしまいました。それでも必死に敷地内から逃れようと走り回って、建物の壁に沿って逃げ続け、太陽の光が差さないような建物の狭い隙間に逃げ込んだのでした。しかし力尽きてしまい、私は地面に倒れこみました。薄暗い場所で、地面に生い茂っている草も相当湿っていたのを覚えています。感触はちょうどワカメのようでした。
頭から地面に倒れこんだため、目線が地面と水平な位置に来ていました。よく見ると、壁の最下部に人が入れるような、というよりもなぜか自分が入れるだろうと確信できる穴が開いていたので、必死でそこに潜り込んだのです。ホフクで進んでいくつもりだったのですが、体力的に限界を迎えていたようで、自分でも分からない方法で前へ前へと這いずって行きました。ただ、とても居心地が良い場所だったというか、その穴の大きさが自分に丁度良く出来ているような気がして、何だか嬉しくなりました。というのも、ここでこの夢のタイトルの伏線が回収できるのですが、もはやそこは人間が入り込めるような穴ではなくて、工場の配管だったのです。自分はスライムのような半透明な緑色の粘性の液体になっており、そのことに気付きつつも、特に錯乱はしませんでした。スライムとは言っても、ドラクエに出てくるような可愛らしい(?)風貌を持っていたわけではなく、その姿は『悪魔城ドラキュラXX 月下の夜想曲』の地下墓地に出現するスライムのほうが近いと思われます。
かくしてスライムとなった私は、なおも配管内を進んでいくことになります。進むといっても、スピードなどは全く分からず、ただ目の前にある空間を自分の体で満たそうと進んでいくのみで、もはや目的などは全く見失っていました。ですが、食料というか水分というか、何かを摂取したいという願望を抱いており、何かの液体を探し回っていたような気がします。そのうち地上に出てしまい、太陽の光を嫌いつつも、先ほど見た中庭の枯れている噴水を目指して進んでいきました。噴水の中央に辿り着くと、最高にHIな気分で排水口に入って行ったのですが、中には既に先客がいたようで、赤いスライムがなけなしの水をすすっていました。この赤いスライムは、前述の『月下の夜想曲』に出てくる「スライム・ラージ」のように中央は半透明で赤く、周りはオレンジ色で不透明な感じでした。私も水を飲もうと進んでいったのですが、この赤いスライムが襲いかかってきて、身の危険を感じたので外に逃げ出しました。結局水を飲めなかった私は、噴水の周りの太陽光が当たらない場所で休むことにしました。
ところが、噴水の配管から外に出てみると、そこはもう夜の世界でした。夜空の星が綺麗だったような気がします。そこには一人の幼女がいました。幼女というには少し幼さが足りなかったかも知れませんが、とにかく幼い少女がいました。ちょうどRozenMaidenに出てくるキャラみたいな服装でしたが、私はこの作品を見ていないので、とりあえず見た目だけそんな感じです。その少女がこちらに興味を示したのか、じっとこっちを見ていました。そのとき、私は何かの使命感が生まれてくるのを感じ、とりあえず噴水の一番高いところに上りました。いつの間にやら、「自分の体の一部を切り離して空中に放出して発光させる」という能力を身に付けていたらしく、私は自分の体を緑色に光らせました。すると彼女が喜んだ(ように見えた)ので、私も嬉しくなって、続けて自分の体の一部を霧状に放散してみました。体の一部を消費しているわけですが、別に苦しいような感じもなかったので、続けて数回繰り返したのです。少女はさらに喜んでこちらに近寄ってきたのですが、私はそこで彼女が放つ凄まじい殺気を感じてしまいました。ちょうど、先ほどの赤いスライムに感じた恐怖と同じものが私を支配し、もはやどうすることもできませんでした…。
という感じの夢でした。
…夢の内容をここまで詳細に記述したのは初めてだと思われます。とりあえず、あとで読み返してみたときに何か発見できるものがあればいいのですが、あまり期待できないだろうな、というのが今の感想です。それにしても、夢って面白いですね。